trek5200のブログ

サラリーマンパパのロードバイク日記

東京エンデューロ コーポレーションカップ 惜しくも表彰台逃す

2年振り?の昭和記念公園。7時半に自宅をリュックを背負って出発。
府中街道から矢野口を右折、多摩サイを北上。北風が冷たい。軽いギアで極力脚を使わないようにして立川へ。9時に今日のbuddy 鬼平N(id:iron_keitan)と西立川口に待ち合わせ。
今日は4時間のエンデューロ。交代レーンが約400mもあり、1分は間違いなくロスするだろうということで、最初は交代をminimumにすべく2時間それぞれ受け持つことを考えたが、Nの発案通り、とりあえず平地番長Nが最初の1時間はトップに食らいついていき、中2時間を僕が受け持ち、最後の1時間をNが昇天するという案でいくこととした。

惜しくも4位 3時間54分16秒 31ラップ Avg.40km/h

10時半きっかりにスタート。予定通りNは先頭集団できっちり周回を重ねる。コラテック、MATRIX、メイタンの招待選手が先頭をリードするなか、Nはしっかりと場所をキープ。この辺はさすが慣れている。1周目はオープニングラップということでゆっくりだったが、2周回目からペースアップ。7分程度のラップでぐんぐん集団を小さくしていく。
Nは8周回を1時間掛からず終了。予定通りバトンタッチ。コーポレーションカップはしかと1位をキープ。
折角Nが先頭集団で来てくれたのだが、交代している内に当然のことながら集団からは相当離されてしまっている。さてどうしよう。風を受けながら一人旅は辛いので、様子を見ながら、ペースの合いそうな人に声を掛け、ローテするよう呼びかける。するとなんとか3人程度意思疎通の出来る人と小集団結成。後ろには結構人がいたけどローテには加わらず。エンデューロなのだから仕方なし。9周回目まで7分30秒前後で周回を重ねる。7分30秒を下回らなければ1時間で8ラップ、2時間で16ラップできるという算段。
走り出して1時間(全体で2時間)が経過したとき、ローテしてくれていた人が皆ピットレーンに入ってしまう。後ろを見ても頭を交代してくれる人はいない。ここから3ラップ、ひたすら一人で頭を牽く。ここでかなり脚を消耗。タイムも7分後半まで落ちてしまう。
Nから「もう少しで先頭集団にラップされるのでとにかく付いて」と檄を飛ばされ、14周回目の後半に招待選手を始めとする先頭集団にラップされてから列に加わる。するとペースが安定していて風を受けないため、急に元気が出てくる。なんと、最後の15周回目が本日のfirstest lap。先頭集団は走りやすい。中盤の地獄と比べると天と地の差。
とにかく、15周回を1時間55分で走り抜いて再びNにバトンタッチ。
バイクを置いて、すぐに携帯で速報をチェックすると現在コーポレーションカップ3位。4位とは40秒ほど差があるので、鬼平Nにとって3位をキープするのは楽勝と思った。あとはどうせやることないので少し食べ物を口にしてからコースに張り付いて経過を見守る。
すると2〜3周回目だったか、Nの姿が見えない。これはきっとトラブルに巻き込まれたに違いない。かなりしてNが登ってきた。聞くと「落車しちゃいました!」と。速報を見ると5位に落ちていた。落車?大丈夫なのか?次のラップ、様子を聞くと「大丈夫です」とのこと。まあ、彼の身体は普通の人と違うから大丈夫だろうと思ったが、無理されても困るので、周回を重ねる度に様子を伺うが、彼は顔で「余裕」と答える。しかし落車の影響で3位・4位(この時点でこの2チームはほぼタイム差なし)とは1分20秒程度の開き。
さすがのNもこのタイム差はダメかな、と思ったら、次の周回でコラテックの招待選手とかなりのペースで走ってきた。速報を見ると4位に上がっている。あと2周回。でも3位のチームとは50秒近く。時間的に次のラップを踏むと最終ラップ。Nは顔をしかめてペースを上げている。僕も思わず声に力が入る。
「前に3位がいるぞ!前50秒!」
ラストラップラインをNが踏む。携帯ですぐに速報を確認する。残念ながら届かず、35秒差で4位。驚異的なNの追い上げも届かず。

                                                                                                  • -

レース後、彼のお尻は全面擦過傷で真っ赤っか、グローブもぼろぼろ、手のひらも真っ赤っか。聞くと、自分の身体は左側に、バイクは右側に飛んだらしい。ヘルメットにもひび。それでもあの追い上げ。表彰台には乗れなかったが、自分たちの中ではささやかに表彰台に乗っていた。自分が中2時間でペースを落とさず走り貯金を増やしていたら、もう少し余裕があったかもしれない。そう思うと、全てを落車のせいにしているNに申し訳なかった。

                                                                                                  • -

家内が車で子供達を乗せて立川記念公園まで遊びにきてくれた。残念ながら走っている姿を見せることはできなかったけど、しばらく遊具で遊ぶ子供達を見てほっとしながらお腹が空いたので補給。Nも家族を皆知っているのでちょっと合流して貰う。激しく怪我をしているので車に乗せていこうかと誘ったが、「走ってナンボですよ」というややかっこいい台詞を残して一人自走で去る。自分もこのままだと脚がカチコチになってしまいそうだったのでまだ遊び足りない家族を残して一足先に自走で帰還。

暗くなった多摩サイを追い風にのってのんびりと走る。今日のレースのことを振り返る。中盤一人になったときに3ラップほど20秒程度ずつペースが落ちた。表彰台に乗れなかったのはそのせい。風を受けようが、一人だろうが、ペースを維持して走れないといけない。まだまだ先は長い。来年パワーアップしてリベンジ。本日の走行距離、自走の往復も入れて131km。