trek5200のブログ

サラリーマンパパのロードバイク日記

一般公道大型レースに初めて参加して学んだこと

沖縄を走って学んだことは非常に多く、走りながら全てを吸収したい気分だった。
やはり「慣れ」は大きいとまずは思う。その先に「起こりそうなこと」を予期するためには、長年の経験がモノを言うのは間違いない。特に平地の何でもないところでの落車。突然であれば仕方ないものの、前の人を見ているだけではダメで、全体の流れというか、集団を一匹の大きな生き物として捉えれば、コンマ数秒でも早く察知することが可能だと思った。目を凝らして全体を見ながら走る。この辺は空手の組手と全く同じ。相手の拳だけ見ていても反応は遅くなる。相手の爪先や肩の動きを視界一杯に捉えていないと負ける。そうすると比較的余裕を持って対処できる。序盤すぐ前の人が転んで突っ込んでしまったが、それ以外では落車がすぐ近くで起こってもよけて通ることが出来た。

そして走りの方。辛いところで楽をしたらレースにならないということ。今年は完走が目的という謂わば「自分試し」的な部分が大だっただけに、結果として完走できたことに満足しているけど、レースだったかどうかというと全く以てゼロ。それはそれでツールド沖縄という雰囲気を味わい、ゴールラインを切ることの達成感を得るには十分な事だけど、今後はもっと練習して集団に付いていかねばならない。キングが奇しくも言っていたけど、上位集団で最後まで付いていく人は例外なく山が登れる人。ごまかしが効かないということだ。来シーズンは地脚を鍛えて負荷がぐんと掛かるところで逃げない走りが出来るようになりたい。

フレーム。EPSには改めて驚いた。210km、延々と続くアップダウン。高い平均速度。どれをとってもごまかしの効かないレース。そんな中、僕のような脚でもEPSは最後までしっかりと対応してくれた。EPS=硬い=脚に来る=最後まで持たない、といった公式が成立しないことを身を以て実感した。実際、辛かったのは事実だし、アドレナリンが出ていたので冷静に判断できるかどうか微妙だけど、最後のダムへの3.5kmの登り、斜度もあったし、それまでの走りで脚は完全に終わっているはずだったのに、自分の中では比較的余裕を持って登ることができたし、最終関門の川上交差点を過ぎた後の10kmの直線もぐんぐんと脚を乗せて加速することが出来た(追い風もあったけど)。決してEPSは硬いだけの「おらおら」系フレームではない。バネがあって、僅かな入力もしっかりと推進力に替えてくれるフレームだった。

最後はサングラス。水捌け能力はとっても大事だと痛感した。まあ、普段雨が降ったら練習しないから微妙だけど、ここ一番の時のことを考えると大した出費ではないし、ケチるべきではない。欲しいのはOAKLEYのジョーボーン。沖縄完走のご褒美としてクリスマスに買ってもらうかな。。

ぼちぼちゆっくり走りたくなった。

今年の夏のR&I 115km。ラスト5ラップまでだったけどキングに付いていった。来年はこのまま最後まで絡めるようになるのが目標。でもキングももう一段上に行ってしまうんだろうなあ。。