trek5200のブログ

サラリーマンパパのロードバイク日記

尾根幹3周回110km EPSのオーバーホール開始

休暇明けのmuRataさんと、Hagieeさんと練習の約束をしていた今日。
muRataさんが風邪でダウン。Hagieeさんとも相談し、お嬢さんが具合が悪いとのことでそれぞれということに。

尾根幹3周回 寒いし強風だし

午前10時頃風速10mの北風が吹くという予報を見て、一人で湘南方面から北風を受けて帰ってくるのは嫌になり、風の影響を最小限にすべく周回練習に切り替え。ツイッターを見て、大井埠頭でT中さん練習に加わることも一瞬考えたけど尾根幹へ。

川崎街道を北上していくが、気温が低いし風が強いし一気に気持ちが萎える。なんとか連光寺坂に辿り着き、前回同様3周回練習開始。連光寺坂のバス停付近は歩道の雪が全面的に残っていて凍結していた。

尾根幹に入っても風が所々突風となり走りにくい。

セブンに到着してサドル位置を少し直す。腰が後ろに落ちてる感じがしたので少し上げて前に出す。折り返してやっとウォームアップ完了という感じ。同じルートを3周回して川崎街道に戻る。最後のご褒美は追い風帰還。できるだけ長く追い風で巡航したかったので3周回終了後は直進せず連光寺側に下りて川崎街道へ。246まで一気に走って梶ヶ谷経由帰還。110km。

久しぶりの実走だったので脚が回らず。ローラーと実走の両方が必要だと実感。

EPSのオーバーホール開始 教訓多し

少し遡って土曜日の早朝。消耗パーツがほぼ揃ったのでまずはEPSのオーバーホールから開始。一気に全部片付ける時間と心の余裕がないので、まずは最も気になっていたチェーン・クランク関係から。
折角購入したカンパ純正のチェーンカッター。昨年組み立ての時は克兄にお借りしたので、今回初めて箱から新品を開けて使用。こういった凝った工具をジロジロと眺めるのは好き。

まずチェーンを外す。ワイヤー交換は次回に回すので、リアディレーラーは外さず、プーリーだけ外して綺麗に清掃。結構汚れていた。

教訓その① プーリー固定ピンはアルミ製だった。。

上下プーリー、スモールパーツまで綺麗にし、メンテルーブを少し垂らして再び装着。リアディレーラー外さずに装着するので、バックプレートとプーリーをうまく指先でコントロールして、指の腹の感触でまずアッパープーリーの固定ピンを回していく。何気なく回していったら、、「ザグザグ」といやな感触。そしてその瞬間トルクが抜けた。

「やっちまった。。」

ボルトを抜くと、ヤマが完全に削れていた。これってもしかしてアルミ製?DURAに慣れていたので気を許していた。調べてみたら自分のスパレコ2011年物から固定ピンがアルミ製になったらしい。軽量化に貢献しているらしいが、プーリーは結構負荷が掛かる場所だし、ステン製でいいからしっかりしたものにして欲しかった(責任転嫁その①)。

とりあえず明日走りたかったので、もう一本の大丈夫な方を使って慎重にゆっくりと回して固定。怖かったので手持ちのロックタイト222を塗っておいた。

下側は在庫していたDURA用の固定ピンを代替。ネジ径が合っていて良かった。。裏側はツライチにはならないが、こっちの方が余程精神衛生上良い。

スパレコだけなのかな。。レコードとか、コーラスだったら普通のステン製かな。どなたか情報乞う(自分で調べなさい)

教訓その② スパレコチタンのフィクシングボルトの締める向きって。。

そしてクランク。ウルトラトルク脱着用に購入したBBB製の工具を使って取り外しに掛かる。ここはフィクシングボルト一本で締めているだけなので簡単。2500円出して買った(株)スタジオタッククリエイティブのメンテ教本(これは写真の写りが最高で非常に参考になる)で一応確認しながら作業を進めていく。写真では、バイクの左側に立ち、右側のクランク左手で押さえ、右手で工具を下に押すように勧めている。理に適った方法。当然ネジは正ネジである前提でこのように反時計回りに緩めるようにアドバイスしている。
そしていざ全身の体重を掛けて右手と左手を床に押しつけるように力を込める。

。。。。。

全く動かない。

何度やっても結果は同じ。しぶといやつだな、と思いながら556を吹き掛けてしばらく待つ。その間ググって色々と調べると、中々外れないといったブログにいくつか辿り着く。だけどいずれも「体重掛けてなんとか外れた」といった記載しか見当たらない。

ここでmuRata師匠にメール。色々とアドバイス貰うが、単に自分の腕力の問題と決めつけ、次女と散歩がてら家を抜け出して近所のホームセンターで鉄製の長いパイプを購入。これを掛ければてこの原理でさすがに外れるだろう。

そして再びバイクの左側に立ち、靴下を脱いで脚が滑らないように気をつける。少し股を開き目にして、ややハの字。腰を十分に割り、バイクを自分の方に傾けていざ鉄パイプの端に全体重を掛ける。

・・・・

うんともすんとも言わないとはこの事を言うのだろう。チビ達が部屋に入っていて顔を真っ赤にしている自分に対し「パパがーんばれ!」と声を掛けてくれる。一気に外して「パパすごいだろう?」とドヤ顔の自分を想像する。汗がしたたる。折角購入した鉄パイプ。もう一度全体重を掛けてみる。全く反応無し。緩んでくる気配すらしない。最後は落車で痛めた左手に鈍痛が走る。こうなるともうさすがに諦めるしかない。一年前に自分で締めて何で自分で外せないのか。。やはりシロウトは勝手にメンテしてはダメなのか。。

暗雲立ちこめる中、西日が公園側から差し込む。そういえば、前回TOKEN製のBBがどうしても外れなくてO畑さんにお願いした。もうそんな思いはしたくない。
まさか10mm工具が合ってないなんてことはないよな、と懐中電灯を持ってにっくきボルトを覗き込んでみる。

すると、ボルトの頭に反時計回りの矢印が白く刻印されている。

しばし頭の中が混乱する。もう一度見てみる。どうもこの矢印の説明はボルトの頭には何も書いてないので多分締める方向だろう。ってことは、逆ネジ?

「やっちまった。。」

急いでiPhoneでググってみる。やはり、スパレコチタンシャフトのフィクシングボルトだけ逆ネジ方向に作ってあるらしい。他モデルの鉄ボルトと混乱しないためらしい。カンパの説明書を引っ張り出して読んでみると、確かに囲みで「スパレコチタンスピンドルのボルトだけは逆ネジです」と注意書きがあった。

ってことは早朝6時から何時間も、しかも鉄パイプまで使ってひたすら締め続けていたらしい。しばし呆然。

すぐに左右反対にし、左手で時計回りに工具に体重を掛ける。するとじわじわっと回っていって最後に外すことができた。

通常こういうネジは正ネジだろう?他のモデルと混乱しないように、ってシロウトは何モデルも家で扱わないし!(責任転嫁)

すぐさま外し、CULTの清浄に取り掛かる。クランク本体とCULTの狭い隙間にぎっしりと泥やゴミが入り込んでいる。これをパーツクリーナーで勢いよく飛ばし、CULT内も一気にパーツクリーナーを吹き掛けてゴミを飛ばす。しばらくジャリジャリ感が消えなかったが、何度かやっていく内にスムーズに回るようになった。最後にレスポチタンスプレーを軽く吹き掛けて終了。カップは時間無かったので次回に持ち越し。特に問題無さそう。

メンテを自分ですると、間違いも多々犯すが、それだけ学ぶことも多い。反省と教訓を得た週末だった。クランクは清掃したおかげでスムーズさがよみがえった。これはチェーン交換の度にやった方がいいかも。H本さんもCULTはシール性が完璧でないので徐々に渋くなってくると言っていたが、その意味が分解して分かった。