trek5200のブログ

サラリーマンパパのロードバイク日記

港北NTポタリングとインソール

今朝は7時にいつもの会社メンバーとローソンに待ち合わせ。だが土曜日の練習は全員揃うことは難しい。O君から6時に「昨日の酒が残っていてダメです」メールを受領。Gさんは金曜日から体調を壊し、夜の飲みをキャンセルしたとのこと。結局デローザO先輩と2人。O君が最近新調したEASTON EA90SLX 2009年モデルを拝みたかったのだが。

Oさんもここんとこ寝不足で体調は優れないということだったし、僕も今週は仕事で心身ともに疲れていたので、今日はおしゃべりしながらのんびり走ろうと言うことになり、港北NTに向かった。

港北NT 1時間50分 35km

港北では北山田交差点を機転に左回りでダラダラポタリング。一部登り区間だけたまに下ハンで踏んだ以外はHR110-115くらいののんびりペース。金曜日早朝に坂ダッシュをしていたので良しとしよう。たまには心拍を抑えて走ることも練習だ。後輩Nにも「いつも同じように走っていてはだめですよ」と言われいたので(だからといってポタリングしろというわけではないだろうが、今日はそんな気分)。

2時間くらい走り、センター北駅近くでお茶。Oさんはもともと同じ本部の先輩なので、色々と話が合う。こんなところでの情報交換が社内でも色々と活きてくるのだ。

インソール作成 "マークスボディデザイン"

Oさんと10時に分かれ、その足でセンター北の「マークスボディデザイン」さんに向かう。インソールを作ってもらうためだ。到着すると、まずローラー台でフォームのチェック、アラインメントのチェックをしたあと、カウンセリングしてもらいインソールを作ってもらう。ここではシダスの"PODIATECH"というタイプを使っている。もともと医療用のインソールらしいが、ロードバイクでも実績があるとのこと。インソールを作ってもらっている間、色々とためになるお話を伺うことが出来た。

まず、僕の最大の懸念だった、右脚のトラブルについては、膝より下のアラインメントではなく、右腰からおしりにかけてに原因があるらしい。左に比べ、右の方が圧倒的に張りがあるとのこと。フォームのチェック時にもまず最初に右腰が沈んでいることを指摘された。左脚に一切トラブルが出ないのは、まっすぐ踏めているということよりも、「踏んでいない」からだそうだ。右で一生懸命踏もうとしている。右の股関節・腰・おしり辺りを重点的にストレッチし、緊張を緩和し、左右均等にすることがまずは大事。確かに、脚を組むとき、圧倒的に左を右に乗せる方が楽。右を左に乗せる(乗せるというか右のくるぶしを左の膝の上に置いて右膝を右側に大きく開く)とたちまち右腰の横側(なんとかという筋肉らしいが忘れた)に張りを感じる。つまりいつも楽でないので無意識のうちに楽な左を右に乗せる癖がついていたのだ。更に、右だけでなく、左は踏んでいないだけでなく、ハムストが使えていないと指摘された。これも合点がいく。以前Nから「下死点ペダリングが止まっているようだ」と指摘されたことがあり、この話をすると、恐らく左はただ置いているだけだろうとのコメント。もっと左の引き脚を意識してペダリングするようアドバイスあった。

更に、ここからが目から鱗。左右に限らず、股関節全般に詰まり感があり、筋肉の可動域を狭くしている原因として、股関節が後傾していることを指摘された。自分では「股関節を立てている「」つもりだったが、腰が完全に引けている状態になっていて、これでは折角の大腿部の一部(前部分)しか使えない、要は前に踏み込む時にだけしか加重が掛からない仕組みを自分で作ってしまっていると。腰からおしり、ハムストに掛けての筋肉の可動域が特に狭いため、下死点ペダリングが止まって見えるらしいのだ。そこで「???」。"骨盤を立ててはいけないのですか?”。

"骨盤を「立てる」ことを「後傾させる」ことと間違って捉えているロードレーサーが最近非常に多いです"とのこと。

このお店でも最近のサイクリング人気でカウンセリングにくる方は以前に比べて圧倒的に多くなったとのこと。その殆どの方が僕と同じ事を聞くらしい。つまり、"骨盤を立てる"ことを、腰を後ろにひいて、おしりの後ろ側にだらしなく寄りかかる(実際に壁はないが、そこに壁があって、いかにも後ろに寄りかかっている状態をイメージ)ことと誤解している方が多く、結果として大事な事を見失っていると。恐らく、最近どの雑誌も"骨盤を立てる" = "みぞおちを殴られて背中が丸くなった状態"と説明しているので、恐らくそれをサドルの上で実践しようとすると、腰が後ろに引けてしまうのだろう。本来、"骨盤を立てる"という表現はどのスポーツの世界でも使われているようだが、正しくは、力士が仕切り線で腰をぐっと割って立ち上がる瞬間のような状態を言うらしい。さっそく帰宅後googleで色々と調べてみたが、出てくる出てくる。総合すると、やはり"骨盤を立てる"という意味を逆さに捉えているのは自転車の世界だけのようだ。"骨盤を寝かす"というのは、逆に腰を後ろにひき、猫背のようにだらしくない姿勢でおへそが上を向くような状態を言うらしい。こちらで指摘を受けたのは、ペダリングにおいても、脚の筋肉の可動域を広く意識したいなら、サドルの上で腰をだらしくなく後傾させるのではなく、ぐっと腰を入れておへそを下に向かせるくらいの意識の方が正しく稼働できるらしい。みぞおちを窪ませ、背中を意識的に丸くした体勢でペダリングすると、人間の持つ筋肉の可動域をかなり狭めてしまい、その能力を発揮できないらしい。確かに、シマノの今西さんも以前同じように腰をぐっと入れてペダリングすることを勧めていた。今西さんは、その上で、"引き脚は意識しなくても良い"と言っていた。可動域が広いから意識しなくても使えているという意味か。カンチェラーラのフォームを見ても、以前から「腰が入っているなあ」と思っていた。うーん、このあたりに奥深いものがありそうだ。

で、肝心のインソール。帰宅する数kmしか実感できなかったが、右の改善が著しい。内側に倒れていたのがまっすぐに踏めるようになったのだ。足裏がロールする感覚もなくなった。股関節を正しく稼働させることを意識しながら、この新しいインソールとしばらく付き合ってみたい。

↓結構固いです。うまく撮れずすいません。。