trek5200のブログ

サラリーマンパパのロードバイク日記

連光寺 3.5kmリピート10本

来週八ヶ岳のdefendingに闘志を燃やす重量級王者のmuRataさんと。
本当は自分も八ヶ岳に出場したかったが、諸々あり断念。その代わり練習と気持ちはmuRataさんと一緒に。

連光寺リピートのお誘いがあり、やはり王者はやることが違うと思った。自分ならヤビツ一本登って「あーあ、練習したぜ!」的な感じで終わるところだろう。

連光寺リピートは、NICO練の頂上までもがいて単純に折り返すという極めてシンプルなもの。恐らく自分が最も苦手とする種目。

スタートは病院前で無く、南多摩駅近くのT路地。ここから一気に駆け上がり、最頂上まで3.5km。最後の200mはほとんどモガキ。

1本目から当然だが、muRataさんの背中がジリジリ離れていく。muRataさんはひたすらシッティングで上がっていく。自分もラスト200mまで腰を上げずにシッティングで耐える。踏み込むポイントを探りながら、腰が前に行ったり後ろに行ったり。

データのuploadは今夜はルーベがあるので後日。最初の3本目までは8分10-20秒。

4本目あたりから心拍も上がりにくく、脚もきつくなってくる。

muRataさんにはスタート前から「後ろへの慈悲は一切無用」と伝えてあった。今日はそういう練習なのだ。チギれてもチギれても非情にもまた何回も同じスタートに戻る。

高校時代、夏合宿で「回し」という特訓があった。一人が何人かを相手にずっと組手を行う。僕は左前の構えなので、徐々に左脚が痙攣してくる。アゴが上がってくると先輩から容赦なく上段が突き刺さる。今日はそんな夏合宿を思い出した。

7本目くらいに入ると、上げたいと思うが心拍も上がらず、脚も回らずの状態になってくる。非情にもどかしい。これは恐らく、自分の壁というか、天井がここまでだということを知らせているのだろう。気持ちは前に行っていても、muRataさんの背中は相変わらず徐々に離れていく。

ケイデンスで稼ごうにも回らず、ラスト200mは泣きながらのモガキ。muRataさんは平然と折り返してすれ違う。

タイムもだんだん揃わなくなり、8分45秒位まで下がる。

ラスト10本目のスタートに戻ると、muRataさんが「タイム差を上げるから先行して下さい」と。muRataさんは8分前後で揃えてきているので、45秒貰って時差スタート。

9本目までは、muRataさんの背中に食らい付いていって途中でチギれてしまうパターンの繰り返しだったが、このラスト10本目は先行なので、自分のペースで最後まで走り抜き、絶対にmuRataさんに背中をタッチされないように走りたかった。

スタートして自分の走り抜けるギリギリのペースを維持。途中で後ろを見て、muRataさんが前傾で猛然と追いかけてくるのを見たら気持ちが折れると思ったので後ろを見ず。

バス停通過。2人組みが併走していていたので声掛けてスペースを開けて貰う。申し訳なし。信号を左折し、脚がきつくなる。でもここまでギリギリのペースを維持したので最後までいける感じが脚にあった。ゴルフ場を通過して斜度が上がり、バス停の膨らみで一旦後ろを確認。muRataさんのグリーンのジャージが目に入る。速い。けどもうラスト200m。最後だと思ってもがききってなんとか背中を触られずに頂上へ。

こんな練習はmuRataさんとでないと絶対に無理。

息も絶え絶えながら、尾根幹を走り、セブンで小休止して鎌倉街道経由で帰還。

もう脚は動こうとしません。

muRataさんの必勝を期して。頑張って下さい。